インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2016年2月9日火曜日

2輪の快感②うまく乗りたい Pleasure of bike. I want to ride well.

さんざんっぱら、俺、BIKE上手いって言っておきながら何なんですが、BIKEが上手いってどういう事すかねぇ?













速いのとは違います。速いのは若くて運動神経の良い子。

昔、交通事故になりそうでならなかったのを目撃したことがあるんです。

私は歩き。向こうから車、道がカーブしてました。
反対側から、高校生くらいの若いあんちゃんが自転車で飛び出し、道を横切ろうとした。
カーブの内側から外側に。多分、建物の間の道に出ないと見通せない路地から。
あんちゃん、車を目撃、はっとしてブレーキかと思いきや車の進行方向に逃げる急な逆転舵したんです。逆転舵はだから車の方にしたって事です。
急すぎてFがすべってました。アッ転ぶって思ったんですが、体重移動と一瞬の足付きで立て直し、車の進行方向に逃げおおせました。勿論、車はフルブレーキです。ビタッと止まってました。
すると、そのあんちゃん、今度は、また反対に急な逆転舵して、車の脇をすり抜けて向こうへ行っちゃいました。何事もなかったかのようにして。

これは、下手だけど速い子の方法です。

私の感じているうまい人は、大通りに出る直前、”車が来てるかもしれない”と心配するので足は付かないまでも、ほぼスピード”0”まで落とします。

すると、車が見えるので軽くブレーキングして止まるかやり過ごすかします。

そう、全ての可能性を考えているので、ライドしてて ”意外な事が全く起こらない人” がうまい人です。

まあ、正直なところその人がはっきりと遅い場合は、ちっと厳しいかな。でも自分のペースで良いんです。 ”意外な事が全く起こらない人” であれば、遅くてもうまい人です。

BIKEは、ほぼ裸のようなもんです。車に比べれば。

何かに当たれば、絶対にただでは済みませんよね。絶対当たらないしかないんです。BIKEを長く楽しみたければ。


そのために、五感と経験値をフルに働かせて最も安全な方法を常に選択しながら、その働きが許す限界をきっちりと守って、しかもそれを面倒とは感じずに、その中では最大のスピードで楽しく走るんです。

俺ね、結構これ意識してますよ。”意外な事が全く起こらない人”になろうって。

コーナーからの立ち上がりの最中にアクセルを緩めるシーンがあると、あれっ何でだって思いますもん。場合によっちゃあ戻ってもう一回走ったりします。何でだか判るまで。

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