インタビュー

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2011年12月25日日曜日

11/12/26 携帯で儲かった時代の終わり

携帯転売で儲け、楽しい日々でしたが長続きしませんでした。

903SH

903SHが転売可能=シムフリー化改造可能の最終機種でした。私は気づくのが遅く、902SHで転売を始めたので、からくりを知ってからの新機種は903SHだけでした。

オークションでの販売価格が¥20,000~¥50,000まで乱高下するんです。コンディションは未使用の同じものがです。

ロック解除が可能になるまで ¥20,000、可能になったという噂が流れると ¥30,000、噂が確実になると ¥40,000、最後、台数がレアになった時は ¥50,000という具合でした。
携帯転売のためにVodafoneも販売会社も大損しましたが、シャープだけは異常な台数を販売し、業績を上げたはずです。

なので、次の904SHが出たときは、確か10台位、解除可能になる前にオークションで購入し、可能になったという噂を毎日チェックしていました。価格を上げるため、意図的に噂を流す輩もいたので、毎日がハラハラどきどきで、今思うと楽しかったですね~。

904SH

904SHの機械自体も、初めてのQVGA液晶とメッキ+くすんだ色+fattyな形 というアメリカンな踏み込んだDesign で好きでした。家人は今でも持っています。

が、904SHは最後まで、解除出来ませんでした。

実は、DOCOMOの機種は、FOMA最初から全く解除出来なかったので、技術的には最後は守る側が勝ったことになります。

905SH AQUOS携帯

また、更にダメ押しがあり、次の905SHは国内専用になってしまいました。電波が国際規格のGSM準拠ではなくなったんです。ワンセグチューナー内蔵で、ワンセグはまだ規格が統一されておらず、その為に国内線用モデルだったんでしょうが、我々、アングラ商売人種には楽しかった時代の終わりを告げる象徴的な事件でした。
905SH自体は当時本当に画期的で、ワンセグチューナー+サイクロイド(画面横置き)機構は、入手してTVが映っている所を斜め前から見ると、画面の薄さ、画質の良さからなんかもう 「オーラ」すら感じました。

その後、シムフリー改造の携帯販売会社社長が逮捕される事件がありました。
http://www.yamaguchi.net/archives/003842.html

(シムロック解除自体の違法性は逮捕理由にはなく、中古品を新品と偽っていた事、Vodafoneの商権侵害、故買免許が無かった事などが理由でした。シムロック解除、転売、自体では捕まえられないので、故買免許が無いなど脇の甘い所を狙ってスケープゴートにしたように感じました。ただ、その後この社長が盗難品を扱っていたことがわかり、当初は無罪を主張していましたが、シムロック解除の適法性で戦うべき人ではありませんでした。)

その効果は絶大で、シムフリー携帯の販売店は多数あったんですが、蜘蛛の子を散らすように無くなり、前回書いたクレジットカードの輩は、(WEB上では有名だったんですが、)消息不明になってしまいました。タイに逃げたという目撃情報までネット上で飛び交っていたくらいでした。

http://gan.doubleclick.net/gan_click?lid=41000613802176622&pubid=21000000000389615

11/12/25 携帯で儲かった時代 3

この頃、お金が儲かった以外にも、販売店との駆け引きが面白くて、家族には「出張」と称して回線契約に出かけていました。

京都に行った最初の時は・・・・・

町外れのVodafone ショップを選んで、「旅行に来たついでに夫婦用2台を新規で買いたい」と切り出します。
この頃「契約即解約」という言葉があったくらい、悪い奴らがいっぱいいて、販売店は戦々恐々としていました。

Vodafone自身も数億円の単位で、損失を出していたと報道されたことがあります。末端の販売会社も各社、百万円単位の損失は当たり前だった頃です。

なので、どうやって販売店の売り子を安心させるかが腕だったんです。
ソフトバンクショップの店員さんと孫社長

前回、Vodafoneの地域間の情報のやり取りは無かったと書きましたが、正確にはやり取りがあって、「契約即解約」をやった人間のいわゆるブラックリストは出回っていたらしいです。私は、まっとうな義賊気取りでしたからしませんでしたが、このブラックリスト回避の違法スレスレ(多分違法なんだろうけれども、起訴はされない)の方法があって、クレジットカードを生年月日違いで何枚も作り、それらを使い分けてリストを回避するらしかったです。
クレジットカードの支払いはちゃんとするので、生年月日を間違ったとか言えば違法にはならないらしいんです。法の精神から言えば、明らかに有印私文書偽造罪じゃないかと思いますが。
こんなクレジットカードもあります


この方法も2チャンネルでは出ていて、噂では何百台も契約即解約した輩がいたらしいです。
即解約は経費がかからないので、¥30,000/台以上儲かってしまいます。¥20,000,000以上儲けた計算になります。
そいつは、シムフリーの携帯を販売するお店を秋葉原で出していました。

ともかく、まず売り子さんを安心させ、ブラックリストをチェックされても大丈夫にしていれば買えました。

京都までは往復すると、¥20,000位かかっちゃうので、2台だけではあまり儲けになりません、で、更にもう一店から2台買おうとしました。
契約を断られたショップ


無事に2台契約出来て、Vodafoneの審査待ちでしたが普通は1時間程度でけりがつくのに、この時は、4時間位待ちましたかね~。帰りの新幹線の最終時間が気になりだした頃、「NG」の審査結果が出てしまい、この時以降、関西では買えませんでした。
当時、アングラ商売仲間では、関西が最もチェックが厳しいと有名でした。それだけ、損失を出していたと言う事でしょう。

福井では、電話で買える事を確認してから行ったのに、怪しまれて売らないと言われてしまい、「出るところに出るぞ」と凄んで、ようやく買った事もあります。足代を浮かすために京都・福井の梯子も何回かやりました。
北陸本線 敦賀駅付近

2011年12月23日金曜日

11/12/24 携帯で儲かった時代 2

勿論、家人にとってはまさしく寝耳に水で、「何事なの?」

順々と言って聞かせているつもりですが、興奮しているせいでうまく伝わらず、この日は遅刻したような気がします。

まあ、会社を辞めるってのは穏当じゃないのでまず確かめてからって事になったんですが、
実行してみると、まず、個人では家族の名義で買っても最大5台までしか買えない事が判りました。

残り3台を子供と、田舎の母の名義で買い、オークションに出してみると、やっぱり¥40,000/台で売れ、翌日、本当に¥120,000が私の口座に振り込まれました。間違い無いと確信してやったことでしたが、本当に現金が振り込まれた時はそれはもう興奮しました。

違法性が無い事も確信していましたが、やっぱりアングラ商売で、ヤクザが絡んでないかが最も心配でしたので、相手が女性だったのも最初の取引としては安心できて良かったです。香港と日本を行き来するお仕事をされている方で、香港の友人に頼まれて、集めているって言ってました。

ここらで、なんで転売して儲かるのかを解説します。

まず、「GSM」 ですが、日本では FOMA・3G と言われるSIMの入った携帯の事です。携帯の国際規格で、SIMが共通に使えて、勿論電波も共通なんです。
Vodafone 最初の3G携帯 801SH

元々はヨーロッパのように国境を跨いで行き来するところでも、不便無く携帯が使えるように考えられたんでしょう。
国が変わって、携帯キャリアが変わっても、同じ端末がSIMを差し替えるだけで使えるようになってます。また、日本のように、キャリアが端末を売るのではなく、端末とSIMとを別々買える様にする事も目的です。

最近は、日本でもようやく端末とキャリアを切り離して販売する準備がととのってきつつあり、各社がSIMフリーと言ってるのがそれです。
DOCOMO の回線で動作中のシムフリーiPhone

だから、当時でも端末の機械自体はどこの会社のSIMでも動くように作られてました。DOCOMOの機種がSoftBankのSIMで動かないのは、ソフトでロックされているだけだったんです。

このような、端末の低価格や機能を売りにして、回線の契約数を伸ばそうとする販売方法は、ヨーロッパでも珍しい事ではなく、まあ、国境を越えて行き来する人は、向こうだってそんなに多いわけではないでしょうからね。

なので、そのロックを解除してSIMフリーとして販売するという商売も(勿論アングラ商売でしたが、かの地でも違法ではないらしいです)成立してたらしいんです。

そのような人達にとっては、日本でのGSM機種の発売はおいしい話だったんでしょうね。待ってましたとロック解除し、そのソフトを売りました。

つまり、日本ユーザー¥1,000で購入-転売者¥40,000で購入-販売者(ソフトを変更してSIMフリー器として販売)¥50,000で購入-香港ユーザー¥60,000で購入(おそらく正規ルートより¥10,000位安い)てな具合だったんですね。

もう毎日、どうやって新規契約できるかそればっかりを考えてるようになっちゃいました。
そのヒントになったのは通信販売で、私は既に5台契約しているのでもう買えないはずなんですが、北海道の通販業者から問題なく買えちゃったんです。

また、睡眠時間を削ってネットで調べてみると、Vodafoneは全国共通の登録システムが無く、北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中国、九州(四国はどうだったかな~)に、完全に分かれていて、地方間のデータのやり取りは無かったんです。(今はちゃんとシステムがあります。念のため)

それに気づくと、私の住んでいる静岡は、関東にも、大阪にも近く、アングラ商売人にはベストの地域でした。

静岡から身延線で甲府まで行くともう関東管轄、新幹線で京都まで行くと関西管轄、名古屋の先の米原で北陸本線に乗り換えれば敦賀で北陸管轄、と地元の東海を入れれば4地域にアクセス可能でした。
身延線は風光明媚

もう、買いまくりました。私は、違法行為をしていない確信があり、「Vodafoneが(他のキャリアも同じでしたが)胡散臭いビジネスモデルを使っているから、我々のような輩につけこまれるんだ、悪いのはキャリアだ。」という義賊気取りがあったので、契約即解約のような弱いものを泣かせる事はせず(半年以下で解約されると、その損金は末端の販売会社がかぶる)、半年は契約を継続したので、MAX 55回線を持っていたことがあります。

お金が自由になったので、
NOKIA 7600

NOKIAの木の葉のような機種や、
モトローラM1000

TVリモコンのようなでっかい奴、等々いろんな携帯を試せたのも、楽しかったです。

11/12/23 携帯で儲かった時代

本当に携帯Junkie だった頃のお話です。

Vodafone 801SH(2004/4発売) から 903SH(2005/8発売) までの約2年間は、携帯Junkie 達にとっては夢のような時代でした。
801SH
902SH
903SH

そして、日本Vodafoneにとっては悪夢の日々。

私はガジェット好きで、だから携帯も大好きでした。特に携帯は端末価格が安いので、契約の縛りが切れる2年毎に必ず買い換えていました。
ずっとソフトバンク系だったんですが、シャープのTOP機種が好きだったからでソフトバンク系のキャリアが特に好きだった訳ではありません。

2005年頃、携帯の何でもあり機種もこれと言って魅力的なものも無く、Vodafone である理由も無いので、AUに乗り換えちゃおうかと家人と話していて、次の週末にでも実行しようとしていたら、
Vodafoneが 「家族間通話無料」 という魅力的なサービスを始めて、「これなら子供を起こすのに大声で呼ばなくても良いし、私の帰るコールもタダになるね」って事で踏み止まりました。
現行の家族間通話無料サービス


で、機種変更をする事にし、当時のシャープのTOP機種 902SHを夫婦色違いで購入し、お金を払おうとしたら、何だかで半額セール中ですとか言われて、2台で¥2,000位でした。

タダみたいなもんです。インセンチブ(契約が成立した時に、キャリアが端末販売会社へペイバックするお金)の話も聞いていましたし、端末が安い分通話料金が高いんだろーなってのは何となく判ってましたが、どう考えても¥50,000~¥60,000位はするはずの端末が、¥1,000っちゃおかしーだろと結構衝撃を感じ、こういうときの癖で、オークションでの落札相場を見ました。

通常、こういった場合、落札相場はバランスが取れた結果になっています。が、この時は確か¥40,000位で、契約を最低にして使ってなければ¥2,000程度/月なので、半年の契約を守ってもなお、¥28,000/台儲かっちゃう結果でした。

おかしい、あり得ない、何が起こってんだ。

もう、大興奮です。大好きな携帯で、お金が儲かるかもしんないんですから。それからは、睡眠時間を削って、毎晩、ネットを飛び回り、情報召集しました。

約、一週間で結論を得ました。

キーワード ① GSM機種  ② シムロック解除 ③ 中国に転売

月曜の朝、am6:00に家人を無理やり起こして、宣言しました。

「会社を辞め、携帯屋になる。」


2011年12月11日日曜日

11/12/11 Derailleur シマニューロ

また自転車の Derailleur の話です。今度は私の空想?

先日、Derailleur のカンパニヨロとシマノの話をしました。その時はシマノの一人勝ちの話でしたが、シマノがカンパに負けている事があります。


  



Design  です。

見た目の事なので賛否がありますが、私はさすがにデザインの国イタリアだと思っています。

まずチェーンホイール。これは製造方法の違いも大きいです(シマノは中空のアルミ、カンパはカーボン)が、シマノのは何でってくらいかっこ悪い。



良く言えば、ハサミの回で書いた、ゴッサマーアルバトロスのような、見たことがなく美醜が判断つかない系のアバンギャルド、とも言えますが。

何よりSTIレバー。
















これは、だめ。受け入れられない。

最近ではワイヤーをカンパと同じように、ハンドルに添わせてバーテープの中に収まるようにしたので、今までのようにハンドルバッグが付けられない事はなくなりましたが。

シマノFANのポジションが1つ増えたじゃないかという、擁護論が聞こえてきそうですがね。

で、カンパニョーロのレバーで、シマノのギヤを動かすってのが、自転車オタクには結構あるテーマです。「シマニューロ」という造語が検索できる程なんです。
シフトメイト http://jtekengineering.com/shiftmate.htm

という商品すら売られてます。結局レバー側の引き代の問題だけなので、これをシマノに合わせる事が出来れば、シマニューロが実現できます。



2011年11月27日日曜日

11/11/30 Village

Village は何度か書きましたが、掛川市下垂木にあるSelect+喫茶店でです。


 お店ですが、お店というのはあまりにも利益率の低い価格設定で、以前に「こんなのは商売とは言えない」と思わず行っちゃって怒られた事があるんですが、 その為でしょうか、いろんな人に会えます。
re-sug でも扱っているキャスケット


前に書いた、奇妙さん (タイ式マッサージ)もその一人だし、その付き添いのY さん(名乗り合いましょうよ)もそうです。 http://blogs.yahoo.co.jp/kimyo_k/7260405.html

奇妙さんは月二回程度、Village でマッサージをしてますが、暖かい時期(真夏も)はお庭でしてくれます。これが不思議と居心地が良く、芝生(雑草かも)の上に敷物をし、天蓋を張った下でマッサージをしてくれるんですが、和みます。
Village のお庭


奇妙さんもそう感じるらしく、一種のパワースポットじゃないかとおっしゃってました。

 私はマッサージされるのは大好きですが、タイ式は奇妙さんが初めてで新鮮でした。足の付け根の内側に動脈があるそうで、ここをしばらく抑えてパッと離すと血が流れるのがハッキリわかって、そんなの初めての体験でしたから、血が出たんじゃないかとビックリしました。初めての人はみんなそう言うらしいです。

何よりお安いんです。 

奇妙さんと言えば、付き添いのYさんがセットなんですが、どうやら押しかけらしく、こないだは予約がいっぱいで私はしてもらえなかったんですが、その予約の中にYさんは、自分の番はしっかり確保してました。 だから、受付ではなく付添なんですね。

 その他にも、インテリ兼業農家 反原発活動家主婦 アラブ系宝石商(日本語ウマ過ぎるので日本国籍かも) 訳あり女性トラックドライバー お坊さんの奥様(実業家だと思ってました) 等 面白い人がいっぱい。この頃は、仕事が忙しいし室内禁煙になっちゃったせいで、在留時間が短くなっちゃって、そんな人たちに会えないのが残念です。

最近では呼吸法の先生に、自分を見て頂きました。お名前を聞きそびれました、ゴメンナサイ。

いつもは予約がいっぱいなのに、キャンセルが出ちゃって空いてるのであんたどう?って言われて見てもらったんです。

もともとヨガをやってらした方だそうで、終わった後で感じたことをまとめると、

普通の私のような人間は、「体」を何かするための道具として考えてる。道具だからトラブらない限り道具のこと自体を考えることは無い。でも、この先生は「体」という道具自体が好きで、考えぬいて行き着いちゃったのが、

呼吸法

だったんじゃねーか。      という感じです。

呼吸法に象徴される、体の使い方を正しく理解し、体に正しい 姿勢・動き・バランス を覚えこませて、体が正しく動けるようになると、その人にとって世界が変わるほどの違いがある。
健康・体の、頭のパフォーマンス向上 という点で。

という事でしたが、マッサージと違い気持ちいい訳ではなく、一種の運動・訓練ですから長続きするかなー?と感じましたが、このところ運動もサボリ気味なので、これを機会に散歩を再開しようと思いました。
それから三日間、明日は、明日こそは、とまだ始めてませんが。

2011年11月23日水曜日

11/11/23 Derailleur の技術

Derailler の続きです。

Derailler は、単順な構造をしていて、チェーンがギヤにかかる直前に横にずらすだけです。

リア側は、ギヤの歯数差を吸収するテンショナーを兼ねているので、2つのプーリーがチェーンを挟む様になっていますが、フロント側は、そのものズバリで、板がチェーンをずらすだけです。


それをレバー側で引き、チェーン側は引かれたまま動くのみです。



じゃ、どこに技術の優劣があるのかというと、ギア です。

最近のスポーツ用自転車のギアを見たことがありますか?遠目には昔から同じに見えますが、近寄ってよく見ると実に複雑な構造をしています。
フロントギア内側

フロントギア

リアギア(カセットスプロケット)

フロント・リアにきょうつうしているのは、ギア歯が対称でない事。ギアがチェーンに引かれる側は通常のスプロケットと同じ立ち上がり方をしてますが、反対側はなだらかな形です。

フロントの内側の写真では、ギア歯が斜めに切られている事(のこぎりの歯のよう)、また、途中に斜めに長円形上のピンが打たれていて、その前後には切削加工がしてある事が判ります。

このピンがキーで、円周上に何箇所かこのピンが打たれていて、ここがチェーンを拾い上げて変速のきっかけになっています。前後の切削加工はこの時にチェーンが踊るので、その逃げが作ってあるんだと思います。

パチパチシフトは、単に引く側のレバーにインデックスが作ってあるだけですが、そのインデックスまで引かれた時に確実に変速するために、ギア側にこんなにもいろいろな工夫があるんです。

これをシマノが研究して発見した方法です。ズーっと変速の状況を観察して、編み出したそうです。

ディティールにこだわる日本人の面目躍如ですね。このディティールの追求がブレークスルーを生んだんですね。

2011年11月20日日曜日

11/11/20 Derailleur(自転車の変速機)

今度は、自転車の変速機 Derailleur ディレイラーの話をしましょう。

自転車の変速機はディレイラーと呼ばれます。直訳では脱線機ですね。鉄道用でも英語の綴りは同じです。チェーンを脱線させて変速するのでこう呼ばれてます。

人間のPowerは一流のアスリートでも1.5馬力程度と言われてますので、車の変速機よりももっと必要です。ただ、モーターと同じでトルク特性が良いので(回転数0で最大トルク)、変速機無しでも何とか走れますが。

で、Europaでの自転車競技、特にツール・ド・フランスに代表されるロードレースの人気はご存知だと思います。アルプス超えをするので、変速機は必須ですが、昔はどうしてたんでしょうね。山越えの時は、押してたんですかね。

カンパニョーロという 伊 の有名な自転車部品メーカーが最初に作ったそうです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E9%80%9F%E6%A9%9F_(%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A)
1971 Campagnolo NUOVO RECORD

私が10歳の頃、自転車の雑誌を読み始めたんですが、当時はニューサイクリングという雑誌があって(今は無いと書こうとしましたが今もあるらしいです。)、大人の自転車オタク向けですが、カンパニョーロと日本のシマノの性能比較の記事が良くありました。

覚えているのは、シフトワイヤーの比較の記事です。
壁に方眼紙を貼り、2m程のシフトワイヤーを横に画鋲で止めただけの写真の比較です。
ワイヤーの剛性によって、固いものは広がって、柔らかいものは狭い状態で垂れ下がります。

当時は、カンパニョーロの圧勝。全然柔らかいんです。ワイヤーの芯線が細いと外径は同じでも柔らかくできるんです。勿論、そのためには手間が余分にかかるわけで、海外の一流の部品はそっからもう違うんだと憧れました。

その後、シマノは子供用として1970年代にパチパチシフト(商品名ポジトロンシステム)を作り、これが1980年代のMTB大流行の時にブレークして(商品名SISシマノ・インデックス・システム)、今の市場を寡占する状態の端緒を作りました。


山を降っている時に、昔のような、手探りで変速したら止める式の変速機では、間に合いませんからね。


1991 Shimano デュアルコントロールレバー
その後、デュアルコントロールレバーをロードレース用に作り、同型式の製品をカンパニョーロが出したときに、「これで名実共にシマノが世界一になった」とどっかの雑誌に書いてあったのが印象に残ってます。カンパニョーロですら後追いをせざるおえないメインストリームを、シマノが確立したって事ですね。
Campagnolo Ergopower


デュアルコントロールレバーもエルゴパワーも、ブレーキレバーとシフトレバーを一体化した製品で、ロードレースサーはブレーキレバー基部を握って走るのが普通なので、手を離さずにシフトできるのが売りです。


今では、シマノが市場を寡占して、シェア80%を超え、その上で、「カンパニョーロは潰さない」と公言しているそうです。http://9-26.way-nifty.com/livestrong/2007/05/venga.html


すごいですね。

車も自転車も、機械要素では変速機が最も興味があります。
なんでだろう~と考えたら、最も良し悪しを感じる部分だから、ではないかと思いました。

25%程度までのエンジンパワーの差なら、トルコンがCVTに変わった方がよっぽど性能差を感じますからね。

自転車もそうで、昔の手探り式からパチパチシフトに変わった時は、すごい差を感じましたから。

2011年11月19日土曜日

11/11/19 Bluetoothについての考察

Bluetooth がこんなに便利なのにあまり使われない事を疑問に思ってましたが、最近思いついた事があります。

私のような道具オタクは、Bluetooth 機器の充電を少しですが、楽しいと思いながらします。

なんでかなと考えたんですが、道具の手入れをしているイメージなんですね。手入れにしては簡便で、なんの苦労もないのでちょっとですが楽しいんです。
また、会社で・車で・居間で・寝室で・どこでも といろんなシーンで充電するための道具を揃えるのすら楽しみですからね。
会社で使用しているPCのUSBポートからの充電コード
車で使用しているFMトランスミッター USB充電可能
居間で使用するUSB充電器 4ポートタイプ
寝室で使用しているiPhone 付属品

家人が使用しているコンパクトな充電池

でも、この感覚は多分一般的じゃないんですね。

普通のオタクじゃない方は、単純に面倒だし充電が切れてて使えなかったりすると、信頼性が低いように感じるんじゃないでしょうか?

そうですよね~。道具好きじゃない人にとっては面倒が増えるだけなんですよね~。

でもね、それでもなお便利ですよ。
まず、便利さを実感するために、iPhone の純正のイヤホンをお使いになることをお勧めします。
イヤホンで音楽を聞いている最中に、電話がかかってきて・・・・。のシーンを体験すると、Coolでやみつきになるはずです。
Apple純正 画中下の箱状がマイク付きコントロールSW
オーディオの時は、音量調整+一時停止+次へ(戻る)のコントロール、この時TELLがあるとすっと音量が下がり、コールが鳴るので一時停止SWが受話ボタンになり、会話できる。

純正のイヤホンは、音漏れが多いオープンエアー型なので、カナル型に変える人が多いと思いますが、その時は気持ちお高いですが、マイクとコントロールスイッチのついたタイプを選んで下さい。
audio-technica ATH-CK400i

Apple store に出ていたものです。¥2,980 送料無料でした。

そしてもう少し予算がおありなら、
iTech 802i
re-sug で最も高価な商品 iTech 802i ¥8,680 (送料別)です。

上記の受話時のCoolな動作はそのままで、無線です。一度カップリングすれば、スイッチを入れると自動的に iPhone と繋がります。
使ってて一番心配なバッテリー残量も、iPhone側に表示されるというカッコイイ機能付き。通常の使用なら5~6Hrはもちます。

あ~あ、また宣伝してしまった。


2011年11月17日木曜日

11/11/17 Transmission

このブログの記事の中で、最も読んでいただいているのがつい最近まで「MTB散歩」の回だったんですが、今週になって「ウィングカー総括」の回が追い抜きました。

これは、私にとってはうれしい事で、ごく初期に何となく日常を書いたのが高評価で、得意分野を主義主張をこめて書いたのはあまり読んでいただけなかったんですが、それが逆転したんでうれしいんです。読んでいただいてありがとうございました。

さて、本題の Transmission 、車の変速機のお話です。

Manual 
変速機は、エンジンの使える回転数が限られているため、効率よく力を引き出すのに必要な装置です。だからEVには必要ないらしいです。モーターはトルク特性が良いのでいらないんです。

で、マニュアルが基本なんですが、日本ではオートマが圧倒的に主流になってます。渋滞が多いので、クラッチを踏んでる時間がしんどいですもんね。

Automatic
オートマの代表、トルクコンバーター式です。
トルクコンバーターって融通の利くトルク伝達装置で、減らないクラッチとギヤ2速分位の無段階変速機機能を併せ持ってます。
扇風機を送り側と受け側で距離0で置き、効率を上げるために、空気でなく粘土の高い油を媒体にして循環させてます。

融通が利く分すべってもいるので、燃費が悪いのも特徴です。車好きはこの滑るのが嫌です。ガツッとトルクを受け止めてくれないので、操縦しきってない感じがするからです。気合の入ったマニアは未だにマニュアル車に乗るわけです。

CVT (Continuously Variable Transmission)
この燃費の悪さ、滑り感をなくそうと開発されたのが CVTです。CVTは本当は一般名称で無段階変速機の意味ですが、今は金属ベルト式の写真のものを意味するのが普通です。
原理は、スクーター用のゴムベルト式変速機と同じですが、トルク容量を上げるために薄い金属製ベルト+台形の金属コマ で作られ、金属のコマのおしくら饅頭でトルクを伝達します。薄いベルトはコマの位置決めの役割です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%AE%B5%E5%A4%89%E9%80%9F%E6%A9%9F

私の車はこのCVTが付いてて、滑らないので走る気になります。ただ、ベルトの保護のためだと思うんですが、トルクコンバーターが付いてるので、発進してCVTに繋がるまで滑り、ガツッとは出ません。
この欠点を修正するにはああして、こうして、って空想してたんですが、今回Wikiを見たら、既に改良版があるようです。副変速機付きCVTってんですが、残念ながらトルコンは無くなってませんでした。ただ、副変速機によって、変速比が大きくとれるので発進加速にも、高速時の燃費にも良いようです。

私のプリメーラには付かないのかな~。

DCT (Dual Clutch Transmission)
真打ち DCT です。

原理はマニュアルと同じ。変速時のタイムラグ クラッチ切断-ギヤ抜き-回転数合わせ-ギヤ入れ-クラッチ接続 が無視できないので、クラッチとギアセットを2系統にして、次のギアを準備して置き、クラッチ切断-回転数合わせ-クラッチ接続 だけにしてタイムラグを少なくしたもの。

一度だけ街中を試乗しましたが、なんだかよく判りませんでした。

もともとは、タイムラグ分の駆動ロスを無くそうと、ポルシェが1980年代にレーシングカーで試したもの。当時はポルシェともあろうものが、際物をレースに持ち込みやがった、と思ってました。

ところが、F1のセミオートマがメジャーになって市販車にも使われるようになると、オートマとして使う時にタイムラグが乗員をカックンとさせるので嫌がられてしまい、その対策として再浮上したんです。フォルクスワーゲンはいち早く採用、機種の拡大をしていて、現行のゴルフは7速、乾式クラッチです。

噂では、限界近くでコーナリング中に変速しても(トルクの途切れが無いので)すべらないとか。

乗って見たいんです。

タイムラグでは、マニュアルの方がF1式のセミオートマよりも大きいはずですが、マニュアルは自分で変速するのでカックンを感じず、セミオートマになって初めて問題になるってのも、マンマシンインタフェースの重要性が判って面白いと思いました。