インタビュー

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2016年2月6日土曜日

サイドカーレーサーの革命児 BEO77A Revolutionary of sidecar racer = BEO77A

前には書いてなかったと思うんですけど、

BEO77A の話。

サイドカーレースをひっかきまわし、チャンピオンになった、シロートの学者の卵が設計したやつ。

それまでの曖昧な定義を見直しさせることになった、改革者。

こんなお話はレース界でも他に無いのでは?いくらメーカーが手を出さないサイドカーつってもねぇ。GPですからね。


きっかけはね、1978年スイスの大学院生の卒業論文のネタ探しだったそうです。探しててサイドカーレースを見て、この不安定な乗り物を何とかしてそれを論文にしようと思ったんだそうです。

プロデューサーの才能もある兄ちゃんだったんだそうでしょう。

その技術的正当性を見抜いたチャンピオンクラスの人が乗った。あるいはスポンサーになったのかも。

デビューイヤーチャンピオンですわ。

そのBEO77Aってどんだけ違ったのってぇと、

まず、それまでのサイドカーが前後に直線配置のタイヤ、4輪車用の四角いやつです。リーンしませんからね。

んで、サイドの後ろぎみのところにポツッともう1輪、って配置だったのに、

後ろ2輪を同軸位置にして2輪駆動化、前のセンターに1輪。という左右対称の2等辺三角形にしちゃった。
現在のレーシングサイドカー、BEO77A で規定されたサイドカーの定義で作られています。ストリップシャーシで、これの後輪直前にエンジンを積みます。


んで、安定するので脇に乗る人を(パッセンジャーって呼ぶ)がいろいろと動くのがサイドカーレースのだいご味だったのに、椅子作って座ってろにしちゃった。

俺にとっては、面白い乗り物だったサイドカーが、存在意義がないんだって証明された感じでがっかりさせられちゃった車でした。サイドカーって左右非対称で駆動が1輪の、変形4輪車ですもんね。

側車を分離出来れば、まあ意味があるけど出来なきゃあ、安定性、操縦性、全ての面で4輪車(あるいは左右対称の3輪車)の方が正当です。マゾヒストの乗り物だって思ってます。

レーサーは別ですよ。あんなレースは他に無い。

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