インタビュー

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2016年6月28日火曜日

昔の"RIDER'S CLUB" Old bike magazine

"RIDER'S CLUB"というBIKE雑誌があります。

根本健という日本人のGPライダー草分けのレーサーだけど、バイクそのものが大好きなおっちゃんが、バイクの”CAR GRAPHIC"を作ると言って始めた雑誌です。

根本健(有名な2人乗り教習)

1978年創刊、私が二十歳の時。創刊号からずっと買ってたんですが、30代後半で掛川に引っ越し、念願のガレージのある家を建て、住宅ローンの返済のため一時バイクを諦め、その決意をぐらつかせないため雑誌をブロバイダーの「売ります・買います」欄で売りました。

その頃には"RIDER'S CLUB"の評価が確立していて、200冊ほどが6万円くらいで売れたんです。

静岡市の駐車場で待ち合わせし、車から車に段ボール5-6箱を積み替え、現金で頂きました。「ヤクの取引みたいですねぇ」なんて笑いながら。

去年、20年ぶりにカムバックライダーになったんですが、その後もBIKE雑誌を続けて買う事はありませんでした。なんか、新しい情報を知りたいという気持ちが無いんですね。あんまり。

乗り換え乗り換え出来るほどのお金が無いってのも原因でしょうけれど。それにね、BIKEは好きだけれど、もう判っちゃてるから情報は要らないって気持ちもありました。

それで、買ったのがBuell これが判っちゃてる(と思ってた)私が判ってて買ったBIKE。でも、その後HON NM4 とピアッジョ mp3 でまだまだ私が知らない、楽しいバイクがいっぱいあることを教えられました。

それで、またBIKEの事をいろいろ考えたりするうち、無い物ねだりなんですかねぇ。昔の記事で読みたいやつを思い出しちゃったんです。

結構、思い詰めちゃって、出版社に電話したりもしたんです。

それはね、富樫というBIKEレーシングコンストラクターが作った125ccだったんです。エンジンは2サイクル空冷単気筒、完全にレーシングエンジン。だけど足回りはオリジナルで、フォークは市販の物をボトムケースの全長を縮めたオリジナル。Rは片持ちでショックユニットはどうしたのかは判らないけれど、やっぱりオリジナル、というもの。

エンジンはさすがにピーキーで街乗りで使えるようなものではなかったそうですが、サスは小排気量にもかかわらず、柔らかだけど底付きしないレベルの高い物だったし、全体のまとまり感、色使い、当時には珍しいデジタルメーターなど、BIKEオタクにとっての商品性が高い物だったので、こういうの欲しい、あるいはこういうのを欲しがる市場が出来て、雑誌のネタになったら良いなぁ。という根本さんの願望がにじみ出ている記事でした。

私もBIKEオタクなので当時も欲しかったし、今だって欲しい。3台目として、こないだ試乗して欲しい物リスト第一位に決めた「XSR900」とどっちにするか悩むレベルだもん。
1980年4月号

なんでこんなに細かい所まで判るのかというと、ジャーン手に入ったから!WEB版のライダーズクラブが全巻キンドル版で読めるようになったからです。去年の思い詰めてた時にはなかったんです。嬉しい。



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