こないだ書いた中で、「船のラダーが水面下にあって重心より下」って書いて、何かそれらしい画像を入れようとgoogle 検索したらすごい画像が・・・・。
http://bulkhead.sblo.jp/article/40797667.html
フライング・モスというクラスだそうです。
アメリカズカップでこんな水中翼で飛ぶように走るヨットの映像は見ていますが、こんな小さなクラスでも可能なんですね。しかも、モノハル(単胴)!
キールの下に水中翼が有って、それはオートで動いているらしいです。
船が受ける抵抗の中で、最も大きい「造波抵抗」を極小にする船ですね。
「引き波」は船の象徴ですが、あれだけの波を起こすには多くのエネルギーが要るんですね。
引き波は水表面で作られるので、水中翼でヨットを持ち上げるためのエネルギーを使っても、水の表面と接する面積が小さい方がお得なんです。
きっとものすごく速いですよ。
ただ、自動制御と人間の操縦を合わせて、際どいバランスの上で成立しているはずで、時々は落ちるはずです。飛んでいる時と落ちた時の抵抗差が大きいので落ちたとたんは衝突のようなブレーキになるらしいです。
アメリカズカップ艇だと70㎞/h程度は出るそうで、これが水面に衝突するんです。そりゃあね、事故も大きくなるわけだ。
ヨットは帆に風を受けて動力にするので、帆の面積=エンジン です。なので、自然に最高速を出すクラスは船体がデカい事になります。
死亡事故もあったようですが、プロ中のプロが乗る世界最高のヨットレースです。世界最高速を維持するため、飛ぶ船の禁止はないと思います。今後のヨットレーサーは車やバイクのレーサーと同じように死をかけて戦うことになるんですねぇ。
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