インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2011年10月9日日曜日

11/10/09 BIKE Road Racer SUZ

今度は SUZUKI のRoad Racer です。


世の中にはすんごい人もいるもんで、写真はパーツ一つ一つを集めてくみ上げた RGB500 ワークス ですって。 http://www.rgb500.com/rgb2_3.htm

2 cycle square4 rotary disc valve

スクエア4 って4サイクルエンジンには無い形式ですが、V4 と似た配列で、クランクが1本じゃなく、シリンダー各々がクランクを持ってて、そいつをギアで1本の軸につなげてます。

BIKE用の2サイクルエンジンは、例外なく一度クランクに混合気を吸い込み、それをシリンダー内に送り込むやり方なので、シリンダー1個に独立したクランクケース1個が必要になり、コンロッドがこすりあうようにタイトなV型エンジンが作れないんです。

こいつより少し後に、YAMAHAがV4といっているエンジンを作りますが、こちらは並列2気筒(軸は1本)をV字に開いて前後に置いたもので、シリンダーがくっついているからスクエア4、開いているからV4、と言い換えてますが どちらもクランク軸と出力軸が別物という点では同じで、4サイクルのV4とは意味が違います。
YAMAHA のV4

スクエア4は2サイクルエンジンでは王道で、むしろYAMAHAの並列4気筒の方が技術的には、チャレンジングな方です。
2サイクルレーシングエンジンは、ロータリーディスクバルブが本命視されていて、普通に考えると
クランクにロータリーをつけるので、軸と平行にキャブレターが付きます。よって、横には2気筒しか並べられない事になります。横に3気筒以上並べるには、ロータリーディスクバルブ以外の吸気方式を取るか、軸に直接付けない方法を取るかってことになります。
YAMAHAはどちらも試していて、インライン4ではピストンバルブを、後のV4では、Vの開いたところにロータリを置く方式を取ってました。


写真はBarry Sheene MBE です。MBEは大英帝国勲章(Member of the British Empire)の略で、ロードレースでの活躍で、授与されてます。


ケニーロバーツがGPに出る前のチャンピオンでした。後でヤマハに乗り換えてローバーツの同僚になっちゃた事もありましたが、バリーと言えばSUZUKIのイメージですね。


SUZUKI はロバーツを破りたくて車両開発を加速させました。横内さんというすごい設計部長?さんがいて、「加速は足回りで、ハンドリングはエンジンで」とインタビューで言っていたのが記憶に残っています。その横内さんも「ケニー・ロバーツがいなかったらRG-Γも無かった」と言ってます。
http://homepage2.nifty.com/saza/yokouchi.htm


アンチノーズダイブ、16インチFホイール等はSUZIKIのこの頃の初だしでした。

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