インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2011年10月27日木曜日

11/10/27 English

勤務する会社で英会話のクラスに参加してるんですが、英語圏の先生に文化の違いを質問して、答えが面白かったので、その話を。


一つは、家族をどう捉えるか?
映画 かあべえ から


初対面の方との自己紹介のシーンの勉強で、あなたの家族は何人ですかという質問に、妻帯者は奥さんと子供の人数を答えますよね。独身者は両親と兄弟姉妹の人数を答えます。我々日本人は。

という事は、結婚して初めて新たな家を構えるイメージですね。
これって日本だけかなと気になったので、オーストラリア人の先生に質問したんです。 

違うんです。独り暮らしの独身者は alone と答えるんだそうです。
両親の家を出た途端に独立するイメージなんですね。

さすがに先生はこの違いに気づいていて、日本の「家」制の概念が西欧にはないんだと言ってました。「家」制は戦前の日本の社会制度の基本で、「家督相続」という言葉に象徴される制度です。

今は勿論、法的には存在しませんが、文化としては残っているようです。



な~るほどって感じでしょう?

もう一つは、教育制度。

これは、先生が言ってくれて初めて判ったんですが、日本の「義務教育」は義務といってはいるが、
義務は社会の側にあって、教育を受ける本人にとっては権利だと言うんですね。


日本では、中学就学年齢で就学していない人がもしいたら、周りが何としてでも教育を受けさせよう、と動きます。ご近所さんは勿論、行政も学校も。

でも本人が「登校拒否」になってしまった場合は除外されます。

ところがオーストラリアでは、「本人に義務がある」と言ってました。多分、こちらの英語力の限界を慮って例は話してくれませんでしたが、何かその違いについて気づくことがあったのでしょう。
Wikiって本当にすごいですね。当然のようにこの問題が載ってました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%8B%99%E6%95%99%E8%82%B2

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