インタビュー

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2011年10月5日水曜日

11/10/05 審美眼

柄にも無く、絵画の話を。

こう見えても(見えてないってツッコミを・・・)、私、絵画も好きなんです。

53年の生涯で、たった2枚ですが、絵を買ったことがあります。


1枚目は、この絵。渡辺文雄 作です。家人に無駄遣いがバレないように、わざわざショボイのに額装をし直して貰いました。油です。


2枚目が マッケンジー・ソープ 作 「鉱山に向う人々」シルクスクリーン です。
1枚目はあまり好きじゃなくなったので、売ってしまいましたが。

時々、画廊に寄り、懐具合がいいと買ってしまうんです。初めは自分は物好きだなーと思ってましたが、実は単に絵画が好きだったと、最近気づきました。気づいて、2枚目を購入した帰り道、一人だったので審美眼て何だろうと考え始めちゃったんです。

最近の読んだ本で気になった言葉で、「最もオリジナリティーの高い人は、狂人だ。」というのがあります。(養老猛著 「バカの壁」より)




この言葉が取っ掛かりになって考え始めちゃったんですが、

私は、音楽でも絵画でも、アート系のものを評価するのに「オリジナリティー」があるかナシかをよく言ってました。でも、この言葉によって、「オリジナリティー」の有無は、アートの本質じゃないって判っちゃいました。では、アートの本質って何?って具合に考えたんですね。

「オリジナリティー」って人とは違う事ですが、アートは最低限、他の人とは違っていて欲しいですよね。新鮮でなければ、感動しませんもんね。でも、それが行き過ぎると狂人になってしまう。

じゃ、「オリジナリティー」のある人の中で人気投票をして、得票が多ければ良いアートかというとそうでもないような気がする。私の売っちゃった1枚目の絵は、どうもこっちの「得票が多い」方だったんじゃないかと思います。

じゃ、別な言い方で考えてみましょう、「審美眼」のある人とはどんな人なんだろう。最大公約数を読める人の事か?違うな~。

審美眼で検索したら出てきた写真、絵?


ここでしばらく考えちゃいました。

で、出た答えは「人間の本質を見抜く 目 を持っているか」って事。

オリジナリティーは、単にオリジナルかどうかを言いますが、それが本質を突いているかどうかアートの良し悪しが決まるんだ。本質とは人間の本質、人間の真実と言ってもいい。
他の人は気づいていないけど、アーティストは気づいている、「人間の真実」に共感出来る能力があるかナシかで 審美眼 があるかナシかが決まるんでは?

例えば、EMINEM の いかにもラップ然としたダーティーワード満載の曲の中にも、何かしら引っ掛かるものがある。
何でかな~。特に良いとは思わないけど、嫌いとも言い切れない。なんて感じるのです。
そん時、必ず何か、人間の愚かさの哀しみであったり、逆にそれを笑い飛ばしてしまったり、ってのがあるように思います。

Do you agree with me?


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