エアレースの続きです。
アンリミテッドクラスは Unlimited なので、レシプロ、プロペラなら何でもアリ。
1991 ポンドレーサー です。ロバート・ポンド（何者かは？）氏が出資、バート・ルータン（無給油世界一周を達成した、ルータンボイジャーのボイジャー）氏設計、日産エンジン、カーボン素材 とお話満載の機体です。いつまでも大戦機でもねーだろ、どうだーって作ったのにダメでした。
エンジンの冷却でトラブル続出、最後は事故でパイロット死亡。さすがのルータンさんのカッコイイ機体ですけどねー。
双胴なのは、エンジンの馬力が足りないので２機積む必要から。そいつをルータン氏が設計すると
こんなにすんごい機体になっちゃいます。見場だけでも勝ちそうなのに、残念な結果でした。
出資者も遊びで人がなくなっちゃたら、やる気も失せちゃったんでしょう。開発を続けて欲しかったですね。
このクラスの機体は、超大馬力・超高翼面荷重なので、エンジンが止まった途端にパタッと落ちるそうです。車のF1も 300ｋｍ/ｈｒ の時にアクセルOFFすると、１Ｇで減速。１Ｇってあなた、シートベルトの後が胸につくほどの減速です。（ゆらたく屋 モータースポーツ塾より） http://www.mooncraft.jp/yuratakuya/
空気を切り裂くのがいかにPowerが必要かって事ですね。大戦機が未だにのしてるのだって、2,000馬力を超えるようなレシプロエンジンが他にないからでしょう。
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