インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2016年7月4日月曜日

BIKEの形の変化~1953年 ④ Changes in the form of BIKE

急に、時代を新しくしたのは、形が変わらなくてつまらないからです。

ウィキペディア の 「リアサスペンション」は、構造こそ網羅していますが、歴史があまり書いてない。これを頼りに形の変わった時代を調べようとして出てきた古いリアサス付きがこれです。

1953年 BMW R51/3

FはテレスコにRは「プランジャー」になっています。プランジャーは注射器の中の押す棒の意味です。リアの車軸をプランジャーに付け、それを上下にバネが入った筒に入れたんです。

Rにサスは欲しい、けれどそれまで50年間もフレームはステアリングヘッドから真直ぐR車軸に伸びていたので、そこから飛躍できずに、こういう形になったんですかね。

Fのテレスコピックと似たような構造です。両方とも円筒が構造の基本ですが、「旋盤」という簡単な構造の工作機械で作れるところも大きいでしょう。刃物が特に単純だから、作りやすいと思います。
http://item.rakuten.co.jp/auc-toolparks/ch-350/
卓上旋盤(机の上に置く小型の旋盤)

「旋盤」は、木工で言えばこけしを作るものです。筒状の素材を回転させ、横から刃物を当てると、木は面白いように、しかも正確に作れます。今では「旋盤」と言えば金属加工用、木工用は「木工旋盤」と区別して呼びます。
木工旋盤 彫刻刀で削るので、刃物側には受け台のみ

金属加工では、ドリルの次に基本になる機械です。ドリルで穴をあけ、それにぴったりはまる軸を入れるというのが、全ての機械の基本ですから。


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