インタビュー

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2015年7月13日月曜日

Julia にハートブレイク③私以外はハッピーエンド Broken heart to Julia”It's happy ending except me"

翌日、ノーアンサーが許せなくてもう止めたってメールをしました。

でも、俺にそんなに会わせたくない客って誰だろうって思い始めて、もしかしたらヤクザさん?じゃあ彼女は望んでいないはずだ。助けてやりたい。なんという思い込みでしょう。

でね、また、メールしたんです。もう君とのかかわりは無いが君の秘密が気になる。ここ1ヶ月の使ったお金に免じてそれだけは教えてくれないか?ってね。ノーアンサーでした。

私も傷心しているだけの人間ではありません。こりゃあもうだめだなって思うようになってから、Kを口説き始めてました。

Kは違うお店のフィリピーナです。彼女は大学にこそ行っていないものの、ことばのセンスがあって、難しい英語を使います。

Jは14歳から働いてたって言ってたくらいで、英語はよほどでないと使わないし、私を「あたし」って言う典型的な飲み屋のねーちゃん言葉です。

でね、空想の中でJと同棲できたら、お店を止めさせて、日本語学校に通わせ、品のいい日本語を話させる。って思ってたんですが、そんなことマイフェアレディーじゃあるまいし、簡単に出来る話じゃあないね。第一Jが望まないと思うしって考えてて、Kはもう品のいい日本語を話してるじゃん。
じゃあ、Kのほうが良いのでは?

両方を知る友人は私にはKの方が合うんじゃないかとも言われましたし。
で、ある晩、いつものようにKを口説いたり、いたずらしたりして楽しんだ後、いつものようにレストランで食事をってことで先に行って待ってようとレストランに行ったら

J です。

どっかで観たフィリピン人の若いアンちゃんと。

彼女と屋台村のフィリピンレストランで食事をしていた時に、ふらっと来たやつ。彼がビールだけ飲んで帰ろうとしたら、彼女が彼の後を付いていき、2-3分帰ってこなかった。ふざけんなよって文句を言ったら、彼は同じ田舎の後輩。大学は出たけれど良い就職先が無く、日本語を学んで日本で働こうとしている。私も日本に来て何もわからないころ、先輩にどれだけお世話になったか。今度は私が後輩を世話する番だ。
彼女の気質がわかった気がしたんです。そん時は。

このアンちゃんとここにいるってことは、こいつは客になれないから、彼女が奢ってるんだ。ってことは、例の秘密って、こいつのことか。ヤクザじゃない、ハッピーエンドじゃん。

俺以外はね。

ってことまで瞬時に理解できましたが、だめです。こいつらと同じ部屋にはいられない。どうしたかって?脅しつけて帰らせました。

その、脅しつけたときも、J さすが、にこっと笑って「大丈夫、もうタクシーを呼んであるから」

結局、Jは彼氏がいることを隠して、俺から金を巻き上げようとはしたが、本来悪人ではないので、種明かしをしてくれたんでしょう。全く、俺が惚れただけ会って、キップのいいねーちゃんだったぜ。






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