インタビュー

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2011年12月25日日曜日

11/12/26 携帯で儲かった時代の終わり

携帯転売で儲け、楽しい日々でしたが長続きしませんでした。

903SH

903SHが転売可能=シムフリー化改造可能の最終機種でした。私は気づくのが遅く、902SHで転売を始めたので、からくりを知ってからの新機種は903SHだけでした。

オークションでの販売価格が¥20,000~¥50,000まで乱高下するんです。コンディションは未使用の同じものがです。

ロック解除が可能になるまで ¥20,000、可能になったという噂が流れると ¥30,000、噂が確実になると ¥40,000、最後、台数がレアになった時は ¥50,000という具合でした。
携帯転売のためにVodafoneも販売会社も大損しましたが、シャープだけは異常な台数を販売し、業績を上げたはずです。

なので、次の904SHが出たときは、確か10台位、解除可能になる前にオークションで購入し、可能になったという噂を毎日チェックしていました。価格を上げるため、意図的に噂を流す輩もいたので、毎日がハラハラどきどきで、今思うと楽しかったですね~。

904SH

904SHの機械自体も、初めてのQVGA液晶とメッキ+くすんだ色+fattyな形 というアメリカンな踏み込んだDesign で好きでした。家人は今でも持っています。

が、904SHは最後まで、解除出来ませんでした。

実は、DOCOMOの機種は、FOMA最初から全く解除出来なかったので、技術的には最後は守る側が勝ったことになります。

905SH AQUOS携帯

また、更にダメ押しがあり、次の905SHは国内専用になってしまいました。電波が国際規格のGSM準拠ではなくなったんです。ワンセグチューナー内蔵で、ワンセグはまだ規格が統一されておらず、その為に国内線用モデルだったんでしょうが、我々、アングラ商売人種には楽しかった時代の終わりを告げる象徴的な事件でした。
905SH自体は当時本当に画期的で、ワンセグチューナー+サイクロイド(画面横置き)機構は、入手してTVが映っている所を斜め前から見ると、画面の薄さ、画質の良さからなんかもう 「オーラ」すら感じました。

その後、シムフリー改造の携帯販売会社社長が逮捕される事件がありました。
http://www.yamaguchi.net/archives/003842.html

(シムロック解除自体の違法性は逮捕理由にはなく、中古品を新品と偽っていた事、Vodafoneの商権侵害、故買免許が無かった事などが理由でした。シムロック解除、転売、自体では捕まえられないので、故買免許が無いなど脇の甘い所を狙ってスケープゴートにしたように感じました。ただ、その後この社長が盗難品を扱っていたことがわかり、当初は無罪を主張していましたが、シムロック解除の適法性で戦うべき人ではありませんでした。)

その効果は絶大で、シムフリー携帯の販売店は多数あったんですが、蜘蛛の子を散らすように無くなり、前回書いたクレジットカードの輩は、(WEB上では有名だったんですが、)消息不明になってしまいました。タイに逃げたという目撃情報までネット上で飛び交っていたくらいでした。

http://gan.doubleclick.net/gan_click?lid=41000613802176622&pubid=21000000000389615

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