インタビュー

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2012年9月25日火曜日

12/9/25 生産管理

私のサラリーマンとしての仕事は、とある機械メーカーの生産管理です。

今月は上期末という事もあって生産量が多く、私の業務も自然に忙しくなっています。ブログを書く頻度も少なくなるわけです。

生産管理という業務は、工場には無くてはならないものですが、関わりの無い方には理解しにくいようです。
短的に言うと、工場の生産の為に必要な製作以外の業務全般ってところでしょうか。理解しにくくてもしょうがないですね。

生産管理の仕事はまず、いついくつ生産するかを受注状況を見ながら決めます。次にその生産をするのに必要な部品を、いくつ、いつまで、に入手すれば良いかを計算して決めます。
こんなふうにフロー図にまとめるしかない仕事です

部品は外から購入したり、社内で加工したりします。購入するのは「資材課」、加工するのは「製作課」になります。これらの課は、何をするのかわかりやすいでしょう。
機械加工 現場

「資材課」「製作課」に指示の形で、どの部品を、いつ、いくつ、と伝えるのが、生産管理の主な仕事になります。
本質的にはこれだけなんですが、指示しっぱなしでは済まず、顧客の納期に合わせた生産を完了させるところまでフォローしなければなりません。でもそこに、厳しさと面白味が出てきます。

また、最近ではどこの会社も在庫量を最低にする事を要求するので、さらに仕事が難しいなります。

顧客は、工場の生産能力に合わせて注文をくれる訳ではないので、受注量の多すぎ、少なすぎは当たり前にありますし、
短納期でどうしても、という注文にもできる限り応えなくてはいけません。

調達する部品だって、一つ一つ、納期(リードタイム)が違いますから、過去の使用量や営業からの受注見込み情報で先行して入手しようとしますが、上手く行かない事も多いのです。

結局、いつもどれかの部品が供給不足になっているってのが日常です。

生産管理は、指示するだけの部署なので供給不足を早く感知して、「資材課」「製作課」に伝え、回復させる事しか出来ません。自分では作れないですから。

生産管理の面白さは、上手くコントロール出来た時の快感ですかね。
いろいろな部署のいろいろな人の仕事が、全部自分の能力であるかのように感じられる時があります。

逆に上手く行かなくなると、全部自分の責任であるかのように感じられ、眠れなくなったりします。

どうです?生産管理に興味が持てましたか?

私はサラリーマン人生のほとんどをこの職種で過ごしてきたので好きです。なので、皆さんにも興味を持って貰いたいと思ってしまうんですね。

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