インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2016年1月3日日曜日

呑み屋=ホスピタリティの研究所 saloon=Hospitality Institute

離婚してから、夜、呑みに出ることが多くなりました。そんな生活を半年くらいかな、思うところがあります。

呑み屋ってね、純粋なホスピタリティの求道者なんじゃねっつう事です。

例えば、同伴という制度があります。それってデートにものすごぉく近いけれど、明確な一線があります。
恋愛じゃあないんです。おもてなしの一つなんです。有料のね。
同伴料も決まっているはずです。まともな店なので曖昧な料金設定じゃあない。
なるべく、客には判らせないようにしてるように見えますけどね。

ここで私が言っている”呑み屋”って、銀座に代表される日本スタイルの”呑み屋”のことです。

”クラブ”、”パブ”、”スナック” と呼び方はいろいろですが、主に日本人の女の子が相手をしてくれるところです。

日本スタイルと言っちゃったのは、多分、海外と違うと思っているからです。

海外は、呑み屋にウェイトレス以外の女性が居るところは、SEXが直接からむんじゃあねーか、と思ってるんです。

日本スタイルは非常にあいまいです。

例えば、良く行くセシルのママは、誰が(客)、誰を(ホステス)好ましく思っているかを正確に把握していて、場合によっては顧客自身が意識しないのに、それを看破して、女の子を付けたりします。
”隠すとも色に出にけり”ですね、
友人が珍しくソフィアを指定したので、なんんでかなぁとひとりごちたら、「***ちゃんが好きなのよあの人は」って言われて、気づかずにいた私がビックリしたなんてこともありました。

なのに、セシルに指名制はありません。そんな、直接的な下品なやり方は採用されないんです。銀座イメージなので。

ちなみに、”スナック”とはカウンターの向こうに女の子がいる(隣には座らない)お店を言うらしいですね。
セシルじゃあないです。イメージのみ。

んでね、一人で呑みに行くことが多いもんですから自然、カウンターに座ります。するとね、常にママと女の子だったり、女の子どうしだったり、ひそひそ話してるんですよね。カウンターの中で、BOX席の方をちらちら見ながら。

何喋ってんの?って聞いたことがあんです。ママはね「あそこのグラスがテーブルの端っこにあって危ないから真ん中に寄せて、とか、そんなもんよ~」って言ってましたけど、そんのもんじゃあないと推測してます。

気を使うことで、お客が気持ちいいと感じることがあったら、それを全部やろうとしてるんです。きっと。ねっ、ホスピタリティーの研究所でしょう。他にこんなことを仕事にする会社はないもん。

恋愛に似ているけど恋愛じゃあない、だとしたら彼女たちの仕事って”ホスピタリティー”だけなんですもん。







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