インタビュー

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2012年8月16日木曜日

12/8/16 プリウス

初代のプリウスが発売されてすぐに、試乗しました。

ほんの一回りの試乗だったので、燃費性能はわかりませんでしたが、印象に残ったのは、発進した瞬間の滑らない力強さと、右折待ちで停車した時のトラックの怖さ、そしてブレーキの違和感でした。


滑らない力強さは、モーターでしょうね。エンジンと違い回転数0で最大トルクというのがモーターの特徴ですから。滑らせる必要が無いですからね。(車の発進時クラッチを滑らせるが、これは通常のエンジンのトルク特性は、回転数が低い時0に近いため。)

トラックが怖かったのは、音です。こっち側は停車しているのでエンジンが止まり、無音です。そこへ"ガ~"とうるさいトラックがスレスレを通るので、びっくりしたんです。静かさの証明でした。

あとはブレーキです。

プリウスは初代から回生ブレーキを持ってました。回生ブレーキってようはブレーキの時にモーターを回す事で減速するんです。発電するので、エネルギーを回収出来、"回生"と呼ぶんです。

通常のブレーキは、ブレーキ力最大から最小まで、ブレーキペダルを踏む力に比例します。
ところが、回生ブレーキは、基本的には、モーターの ON OFF なのでカックンブレーキになります。
そこを通常のブレーキとモーター、そして多分クラッチを組み合わせて、違和感なく操作させるようにしてるんです。

初代のプリウスは最も違和感があったでしょうが、特に問題にならなかったそうです。上記のカラクリを理解する物好きが買ったからでしょう。

ところが、2代目以降はメジャー化したので、普通の人が買うようになって、違和感の問題が出て、あのアメリカでのリコールにも関係したのでは?と思っています。

燃費向上のためなるべく回生ブレーキを効かせたいし、やり過ぎると違和感が大きくなるし、というせめぎ合いをしているはずです。

また、車のブレーキという即、命に関わる機能の事なので、フェイルセーフは徹底的に研究されているはずです。

アメリカのリコールの時は、私はそこが気になって仕方がありませんでしたが、さすがにトヨタです。むしろ、フェイルセーフの仕組みが世のうるさ型をも納得させ、お墨付きを得た結果になったと思います。

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