インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2011年9月30日金曜日

11/09/30 職業に貴賎なし

クレーマー賞の回でイギリスを、リノ・エアレースの回でアメリカを褒めちゃったので、日本自慢を堂々とする権利がありますよね・・・・・無い?

日本の良いところの Key Word は

①均質性
②職業に貴賎なし          

の、2つだと思ってるんですがどうでしょう?

均質性は諸刃の刃です。全体のレベルを上げてもいるでしょうが、ごく少数の秀才・天才を叩いて凹ます事にもなってると思います。
ただ、mono づくりの上ではメリットが大きいです。末端のライン作業者も、プロジェクトマネージャーとそう変わらない考える力があるので、細部にまで気遣いが行き届きますからね。
改善提案制度を導入している企業が多いのも、実が上がるからでしょう。

どっかの映画監督だっけかが言った、「ディティールに神が宿る」ってやつですね。

最近聞いた話では「ドレッシング容器の右に回して密封を切り、後は普通に左回しで使う。」のも、日本人ならではのディティールに凝った発明だと思います。


こんな小さな国に多くのカーメーカーが生き残っているのも、この均質性による細部までの作り込みの良さだと思います。

この均質性を精神的に支える言葉があります。

「職業に貴賎なし」です。

この精神を日本人は本当に信じていますよね。未だに階級制の名残りが厳然と残っている、諸外国とはここが大きく違うと思ってます。
どんな仕事でも、少からずその道を追求しているプロがいらっしゃいます。

今回、ググッてたら「職業に貴賎なし」の例として、売春婦を取り上げている人がいました。
この言葉のお陰で、どんな仕事でも誇りを持って従事することができます。仕事に対する意識が、諸外国とは違ってきて当然です。

また、働かない事を恥ずかしいと感じる 精神にもつながります。遊んでいる人を羨ましいというより、胡散臭いと感じませんか。感じるなら、あなたも日本人です。ご同輩。




2011年9月29日木曜日

11/9/29 エアレース

乗り物好きは、たいがいレースが好きです。私も例外ではなく、どんなレースも好きです。

中でも、mono好きの心を大いに満たしてくれるのは、リノ・エアレース それも Unlimited Class。






条件は レシプロエンジンとプロペラ駆動 のみ。何でもありです。大概、WWⅡ後期のアメリカの戦闘機をベースに大幅な改造を加えてます。レシプロ戦闘機の最後期ですからね。
写真は P51 ムスタングをベースに改造を加えた、割かし多数派の機体です。
P51は、米軍機の中でも超傑作機で、それまで無名のノースアメリカン社初の自社開発機・開発期間が9ケ月という異例の短期間・突出した高性能 等等、お話がいっぱいある機体で、技術的には主翼の断面に層流翼型を使っている事が有名です。層流翼は、




このように、最大翼厚が後ろ目になってます。なので、ぱっと見、翼が非常に薄く感じられます。


この機体に、コクピットの小型化、表面の平滑化(リベットを埋め、磨く)、翼面積の縮小、エンジンのパワーアップ 等々の大改造を行い、レースするんです。


エンジンのパワーアップったって、ただごとじゃないです。排気量が27リッターもある化け物ですから。原理は車のレーシングエンジンと同じようにチューンするんですが、勧進なのは原形が古いって事。やりすぎると壊れ、スペアの確保も難しいらしいです。恐る恐る、削ったりしてるんでしょうね。


私はレアmono好きなので、空冷の機体がより好きです。 P51ってきれい過ぎて、おもちゃっぽく見えちゃいますからね。



この写真は F8Fを改造した、レアベア です。エンジンはライト R-3350 という18気筒 54リッター(P51の倍!!)に換装、さらにチューニングしたのに乗せ変えてます。
何年か前は、レシプロの最高速世界記録を持ってました。(今は?)確か850km/h くらい。


それにしても、アメリカですね~。こんなレースが成立してるんですからスゴイナー。基本的には、組織を作って、寄付を集めて出場してるんですが、商売にはなってない。好きでやってるんです。大口のスポンサーが付いてる人もいるんでしょうが、ほとんどは金持ちの道楽のはずです。


個人所有の飛行場があったり、個人で爆撃機を持ってる人もいるそうですね。やっぱスゴイナー。



2011年9月28日水曜日

11/09/28 船首の形

船の話です。

船は残念ながら船酔いが酷いので、自分の乗り物としては対象外なんですが、趣味の対象としては車やBIKE と比べてマイナーなので、知識としてはあまり知られていない話が多いように思います。

船の話で、最初に気になったのは昔の東大ボート部の話でした。

東大ボート部は、昔、「新艇を開発して大学選手権かなんかを取ったことがある」という話をどっかで仕入れたんです。どこだか忘れましたがなんかの本だったような気が・・・・。

ググったんですが、記事も見当たりません。東大漕艇部の応援団のページに器具の開発とエイトで4連覇したことが載ってましたが・・・・・。



記憶では東大漕艇部で、船底の形状・オールのブレード形状・船の軽量化 等の開発を積極的に行い、艇の性能差で全日本選手権を制したそうです。この話を読んで船って面白いんだな~と思い始めたんです。

水は、空気と比べると抵抗が大きいんですが、それだけではなく水自体が重いので、空気なら音速に近づいたときに初めて起こるような現象が、遥かに低速で起こるのが特徴的です。

例えば音速を超えるときに衝撃波というのが発生するんですが、その原理を説明する時によく使われる図があります。

これは、船首の起こす波とそっくりです。

理屈がほぼ同じなので当たり前なんですが、船首・機首が重さのある流体に当たって、流体に側に衝撃が伝わります、連続的に。船・飛行機は進んでいるので次々に衝撃が起こり、波が伝搬します。その先端が連続して衝撃波や引き波になるんです。

で、船の場合その船首が起こす波の抵抗が大きいので、いろんな形が作られてます。


こんな形の船首を見た事無いですか?これは、タンカー等の大型船によくある「球状船首」というタイプなんですが、なんで尖ってないのって思いませんでした?
理屈がスゴイ。
私も今回ググッて初めて本当の理屈を知りました。ノイズキャンセラーヘッドセットと同じなんですね~。

2011年9月27日火曜日

11/09/27 music 2

music 続きです。

前回は、たまたま最近FAN になったアーティストの事を書いたら、全部洋楽になってしまいました。
が、普段から洋楽ばかり聞いてるわけじゃありません。

たまに外国の方も見てくれてるようなので、Domestic の音楽の事も書いてみます。

ここ数年でのBest は、「ザナルカンドにて」です。これは、ファイナルファンタジー(著名なRPGゲーム)のBGMで、シンプルなピアノの曲なんですが、良いです。最小限の音で、ピアノの良さを引き出しているって印象です。 http://www.youtube.com/watch?v=d7y9N0Asmk8
子供自慢になりますが、今、大学2年の長男が中学2年の時にピアノの発表会で弾き、弾き始めて
すぐ会場中がざわざわとし、聞いていると「あの子誰?」とか、「あの曲何?」とか、会場のあちこちでお母さん達が小声で囁いているんです。

こちらは、ピアノの先生の反対を押し切って、息子がこの曲に決めたことも知ってましたし、
聞いてみるといい曲だと判ってました。
でも、こんなに反響が大きいとは思ってなかったので、ピアノのテクニックは残念な奴なんですが、音楽のセンスは悪くないんだなと判り、その点親として嬉しかったです。

リンクの曲を聞いてみたんですが、BGMらしく音を抑えてました。アルバムに入っている方はもっと
抑揚が豊かで、もっと感動します。

次は、宇多田ヒカル ですね。

これは、当時、中学生だった甥が教えてくれたんですが、直ぐにFAN になっちゃいました。本当に10代の子が作ってるの?と半信半疑になるくらい達者で、ノリのいい曲だと思いました。
その後の曲と聞こえてくる創作秘話のようなものを聞くにつれ、こいつは本物だ、本物のアーティストだと思うようになりました。ここ、数年は本物の陥りやすい創作の罠にかかっているような気がして、素人ながら心配してましたが、休業宣言を聞いて逆に安心しました。

デビュー曲の Automatic http://www.youtube.com/watch?v=L_QVB4Qdh6o は勿論良かったですし、最近では、Prisoner of Love http://www.youtube.com/watch?v=W6QjKT1A2pI が、ドラマの上野樹里たちの切なさと相まって、染みました。

真打ち DA PUMP
DA BEST REMIX OF DA PUMP

このブログを読んで下さっている方は、私がノーガキ が大好きで、直ぐに批評家気取りでモノを言う ことにお気づきと思います。ですが、コイツらだけは批評する気になれません。
ただ、涙するのみ。
私が唯一、コンサートに行ったグループで(10年前)、今年、散歩用音楽に行き詰って久しぶりに聞いたんですが、レンタルSHOPの帰り道、大音量でずっと聞いていたくなって遠回りしたくらい好きです。(途中、涙で前が見にくくて困りました。泣いてる自分にも驚きました。)

「何でかわからないし、わかろうとも思わない。とにかく聞いてみてくれ」って感じになります。
代表曲 if http://www.youtube.com/watch?v=usAwlQ7Y2w8

2011年9月25日日曜日

11/09/25 music

music の話をしましょう。

私にとって music は、楽しみの一つですが順番を付けるとしたあまり順位は高くないです。
何年も新しいアルバムを入手しない時もあります。

むしろ、「ガジェットをより楽しむために music を聞く」様な所があります。

最近はほんとにこのとうりで、Vodafone の SH51

 を入手した時、

NOKIA6630 + iTech
を入手した時に最も音楽を聞きました。

でも、今年の正月からは散歩のために音楽を聞きました。

持病があって、体重を落とさなければならず、40分程度、3回/週ぐらい歩きました。
体重を落とすには食後に運動するのがBESTと聞いたので、夕食後にpm8:00頃、
遅い時はpm11:00頃からの時もありました。

で、歩いている間の暇つぶしになればと思って聴き始めたんですが、これが楽しい。
運動しながら音楽を聞くってのは普通に聞くよりもっとFAN を感じます。
体が活性化してるからでしょうか?

子供に、私の好きなMUSIC を見つけてくれたら¥***/曲やるから探してくれと頼んだりして。

もともと、B系のMUSIC が好きだったんですが、子供の見つけてくれた
NEYOから派生して、

EMINEMUSHER


日清食品のコマーシャルから
Jamiroquai

等、CDレンタルSHOPの、水曜日アルバムレンタル3枚¥500 を利用して、ずいぶん iTunesの曲が増えました。

USHER は、こんな外観なのにラップじゃなく、質の良い歌謡曲のような、曲調です。
踊りも一流で、8701 というアルバムのジャケットに 完璧なダンス という言葉があったので、
あっ DVDが付いてるCDだと思って借りたら、付いてなくて、どうしても見たくなって、
通販サイトから買っちゃいました。カッコヨカッタ~。

コンサートの映像でしたが、曲の冒頭、ジャンプして登場、着地したあとゆっくりと立ち上がり、
客席を一回り見渡して、コクリコクリと頷くんですが、「俺が USHER だ、これから最高のショウを
見せてやるからな、よく見とけ」と言っているように、気持ちが伝わります。そっから、割りと静かな曲調の曲が始まるんです。

ダンスも切れてて、切れてるってのは軽くジャンプするような時にわかりますね。足首から先の
力だけで飛んでるように見えます。途中 マイケル・ジャクソン の再来?って何度も思いました。

EMINEM はラッパーですが、本当のラップは、聞いてられません。F**CK に代表される
ダーティーワードだけで出来てるような曲が多くて、意味はわからなくても汚い雰囲気が伝わります。

ただ、ラップと普通の曲を混ぜたような曲が時々あって、これは良いです。EMINEM ってMUSIC が心底好きに違いない。いろんな演出の曲があります。

特に Rihanna とコラボした Recovery という曲は、ラップの力強さと、女性Vo, の美しさをうまく
混ぜた傑作だと思います。iTunes の EMINEM の曲の中の一位だったので聞いてみたんですが
世界中の人もおんなじ評価なんですね。演出家としての評価が高いんでしょう。

Jamiroruai は、カップヌードルのCMが良かったので聞いてみたんですが、音楽オタクって
感じですかね。Jazz系の。
EMINEM と同じように時々好みの曲があります。いいと思う曲は、聞いたことのないような新しさが
あって、でも、私のような普通のリスナーがいいと感じれる 普通の良さもあります。
Time Won't Wait なんか良かったです。








2011年9月24日土曜日

11/09/24 yacht

個人の設計の力量で、世界一になれる世界がもうひとつあります。

アメリカズカップ ヨットレース艇の設計です。


(写真は著名な オーストラリア Ⅱ1983 のウイングキール)

乗り物としては、あまり好きではない yocht ですが、(船酔いがひどいので楽しめない)
事、設計する乗り物としては憧れです。

だって、すごいお金を動かして競い合うレースで、設計の自由度も高く、Design の良し悪しで
勝負が大きく左右される大事な存在でいて、おそらく2桁の前半の人数で設計してるでしょう。
こんなに個人の設計の良し悪しで、結果が決まる世界も他に無いのでは?


何と言っても、綺麗ですもんね~。

私が高校の頃までは、車の F1 もこのように個人の力量が出せる設計界でした。


写真は有名な タイレルP34 1976 6輪車(デザイナーはデレック ガードナー)
この位までが個人名の出る、デサイナーの設計。

有名な設計者がチームを引き連れて、移籍したりして、F1 のチームの重要な要素でした。
ところが、空力とカーボンフレームが必須になってから、お金の掛かり方の桁が違って、
もう完全に会社組織になってしまいました。

空力は実物大の模型で実験が出来る風洞(ふうどう)が必須になり、



カーボンフレームは
F1のそこそこ大きな車体を丸ごと オートクレープという釜に入れて圧力を掛けながら焼くので


設備が大きくなるのです。話が大きく yacht からそれちゃいました。

私ならどういう yacht を設計するかな~。

最近はカタマラン(双胴)形が勝つことが多いようなので、


敢えてモノハルを採用します。船体を細長くしても広い甲板を持てるってのが、カタマランのメリットのようなのですが、yacht の場合は、常にマストを垂直に出来るってのが大きいように思います。

風の力を最大限に利用できますからね。

一方モノハルのメリットは復元性、転覆しないように常に船がバランスを取ろうとします。
別な言い方では、船が傾けれるのです。これを逆に利用し、風上に船を傾ける船体ってのはどうでしょう?

クルーを5人位流線型のコクピットに収め、みんな自転車のようなものに跨ります。
これを20m程のアームの先に付け、自転車こぎの力で自由に傾けるのです。

風上に船体が傾くとどうなるかって、風を受けると風が船体を持ち上げるので、水面上をプレーニング(滑走)するんです。WSFの世界では常識的な話で、初めは水に浮いている船体が、スピードとともに風の力で持ち上がり、水面をピッピッピと滑走し始めるんですね。きっと物凄く早いですよ。

見てみたいな~、あんなでっかい yacht が水面を滑走する姿を。

2011年9月23日金曜日

11/09/23 アスペクト比

ブログで技術解説するのを止めろ とみなさんお思いでしょう。
でも、言いたい事を書けないで何のためのブログだ。っと開き直って書かせて貰います!

人力飛行機もグライダーも、


小さな力で遠くまで飛ぼうとする飛行機は皆、翼がほっそりして綺麗なプロポーションをしてます。

この細長さをアスペクト比と言い、直訳すると「縦横比」です。この言葉はTVの画面でも使います。細長いモニターも今はありますからね。今回書くついでにググったら、aspect と書いて、ラテン語の「見ること、外観」が語源だそうです。


別にかっこ良くしようとして、あんな細い主翼にしてるわけじゃありません。

翼の本職は、浮力を得て機体を浮かせることですが、
この仕事を効率よくさせようとすると、ああいう細い主翼になってしまうんです。



これは、驚いた事に鳥でも同じで、猛禽類の様に素早い方向転換を必要とする者は、分厚く、アスペクト比の小さな翼を持ち、アホウドリの様に、圧倒的に飛んでいる時間が長い者は、アスペクト比が大きい、細長い翼を持ってます。
アホウドリは繁殖期以外は、地上に止まらないそうです。飛んでいるか、洋上に浮かんでいるかなんだそうです。

なんで細長いと効率がいいのか理屈がわかってて、翼の端っこはあんまりイイ仕事ができなくて、翼端から回りこむ空気があり、回りこむ空気は浮力を作り出さないからです。
戦闘機が上空を飛んでいるとき地上から見上げていると、翼の端っこから飛行機雲をシューっと引いている時があります。



あれは回りこむ空気がスパイラルを作って、気圧が低下、湿度を保てなくなり、余った水蒸気が
液化、上空なので凍って雲になるって理由なんです。

理屈は、わかってるんですが効率を上げるとみんな綺麗になるので、なんか「物理の法則を
決めた神様のセンスがよほど良かったんだな~」っみたいに思いませんか?

因みに早い飛行機の翼はアスペクト比が小さいですが、これは強度の問題が効率より重要に
なるからです。最近のジェット戦闘機は皆、推力が大きくて、ある程度速度を獲得すると
垂直に上昇できます。

こういう機体に、効率はあまり重要じゃないんです。翼が無い機体すらありますからね。


2011年9月22日木曜日

11/09/22 Human-power aircraft

飛行機も好きですが、飛行機といえば何と言っても人力飛行機が一番好きです。
理由は、個人が設計し、世界一になれる唯一のジャンルだからです。

今はどうかな~、私が中学生の頃はとても面白かったんです。

当時はUコン技術という雑誌がありました。

Uコン

て知らない人もいるかもしれないですね。
2本のワイヤーがついたハンドルを握り、自分の周りをグルグル飛行機を飛ばす模型飛行機です。
ハンドルをひねると、2本のワイヤー長が変わるのでその先に飛行機のラダーを上下するクランク
がついてて、上下運動のみコントロールが効くようになってました。

ラジコンをコントロールする機械が高価と感じられた時代には、安価に飛行を楽しめる遊びとして
月刊の専門誌があったほど、メジャー(という程でもないか)だったんです。

その雑誌の中で、一時期、2~3年位だったでしょうか、人力飛行機の記事が連載されてたんです。

なんでそんなジャンル違いの記事がって違和感は私もありましたが、ジャンル違いの雑誌に連載記事が載るくらい、当時は人力飛行機が面白かったんです。理由は、クレーマー賞というのがあったから。

http://www.fsinet.or.jp/~active-g/chick2000/rep01.html

イギリスの面目躍如、こんなのに金を出す粋さ、物好きさ、イギリス人以外いないんでは?

その金額の適度さ=会社は参加しない程度、でも個人には無視できない高額。
また、実用性のなさ=どう考えても作ったものを商業化出来ない。
目標値の適度さ=難しいけど不可能じゃなさそう。

これを目標に世界中の個人、大学、等が続々と人力飛行機を作り始めてたんです。
それを新しい機体が発表されるとフォローし、技術解説ありのの、個人で開発してる日本人の
紹介ありのの、って完全に飛行機のオタク向けの多分書いてる人もオタクの、良い記事でした。

初期から日大の木村秀政教授が指導されてた機体が、(写真は直線飛行の世界記録を樹立した
ストークB)

世界的なレベルで、日本が活躍してたのも
身近に感じられて良かった。で、最後はゴッサマーコンドル

という先尾翼機(エンテ型・通常の機体と異なり尾翼が機種側にある)が1977年に8の字飛行を完成、クレーマー賞を得た。
すると、さらに高度なドーバー海峡横断の賞が新たに設定され、それもほとんど同じ形で
素材をコンテンポラリーにしたゴッサマーアルバトロス

が1979年に達成した。

解説:尾翼は主翼が浮力を得るときに一緒に発生してしまう、機首を下げのトルク
Mcg=機種下げトルク

を打ち消す機構だが、通常はセルフスタビリティー効果を得るために後ろにあって下向きの力で打ち消す。反揚力なので、効率が落ちる。
これを先尾翼にすることで、上向きの力=揚力で機首下げトルクを打ち消し効率を上げるのだ。
同様の設計は世界一周飛行を達成した、ルータンボイジャー

も採用している。

2011年9月20日火曜日

11/09/20 歯みがき

歯磨きの話なんかどうでしょう。

私はめんどくさがりなので、ホントは最低でも2回/日は磨きべきなんでしょうが
1回/日、それも朝だけしか磨いてませんでした。
でも、最近の2年間で二人、私もそうだという人がいました。

どんな人だと思います?

なんと、二人共歯医者さんです。近所の****という歯医者のお二人の医師でした。
歯医者さんなのにそれでいいのかってお思いの方も多いと思いますが、そう単純じゃない。
お二人の言い分はこうです。

「歯間ブラシ・フロス・歯ブラシ、を全部駆使して隅々迄磨くことが最も重要。
お勧めです
こっちより同価格で1本多い 後L字型が圧倒的に使い易いです




ただ、そのためには 30分近くかかってしまう。すると、2回以上磨くのは時間が掛かりすぎる、
だから、1回/日しか磨けない。じゃ、いつ磨くのかというと断然朝です。社会人ですから、
エチケットは重要ですからね。」

目からウロコ、じゃないですか?

大事なのは回数じゃない。「隅々迄磨くことだ」「エチケットは重要だから朝磨く」

なるほどーそうだったんだ。って気しませんか。
一般的に信じこまされている情報は、「夜磨きが重用」「毎食後磨くべき」ってもんだと思います。
だけど、本当は、「隅々迄1回/日」「いつ磨くかはあまり重要じゃない」なんですね。

水虫防止と同じですね。納得できます。

どうもLion http://www.lion.co.jp/index2.htm をはじめとする歯磨きメーカーの戦略に
乗せられてるような感じが・・・。
そう言えば、ズーーと前は歯ブラシにタップリと練歯磨きを付けて磨いてたのが、

歯磨き粉はあまり重要じゃないってのが常識になって、大分メーカーの売上に響いたってのを
聞いたような気がします。特に「毎食後」なんてのは戦略的プロパガンダに思えますね。

歯医者さんの間で、「隅々迄1回/日」が常識的だとしたら何故それを大々的に言わないのも
業界の中での口裏合わせじゃねーのと思えてしまいます。

因みに、歯槽膿漏のある人は2回/日が必須だそうです。

また、歯間ブラシのように各サイズを揃えないと磨けないなんてのは、私のような道具フェチには
それだけで嬉しい事です。歯医者さんに、あなたの場合、M、S、SS、SSS の4サイズが必要と
言われたんですが、単純に嬉しかったですもんね。

2011年9月18日日曜日

11/09/18 掛川のお祭り

私が掛川市に移って家を建ててから、はや16年になります。

お祭も1昨年は、中老の書記をご指名を受けてやりました。指名されたときは仕事が忙しかった
所為もあって、凄くショックを受けました。

世間の人(掛川ではよそ者をこう言うそうです)だから、お祭りの役員をやるなど有り得ないと
勝手に思い込んでいて、お祭りには参加してましたがどこかしら当事者意識が無かったように
思います。

掛川はお祭りが盛んなんです。

掛川のお祭りの特徴は、

屋台=車輪の2つ、てこのような上下運動可能、4ツ輪と比べると曲りやすい代わりに姿勢の
         保持に力がいる。
組織=基本的に裏方は若い者(青年会)が全て請負う。年寄り(中老会、35歳位~60歳)が
         屋台の運行を行う。

この2つだと思います。

祭りの象徴が2ツ輪の屋台ってのは地域的なものです。例えば東京は御輿、浜松以西は4ツ輪の屋台って具合。

ただ、組織が「裏方を若いものがやる」ってのはかなり珍しいのでは(例によってただの勘ですが)
これは教育的には大発明で、掛川の若いもんで祭りが好きだと、ほぼ自動的に町内の活動の
主力メンバーになってしまいます。
だって、お祭りを通じて町内の活動の内容、苦労、ちょっとだけど喜びを学んでしまうんですから。

お祭り好き=元気 ですから、普通は町内のこと等無関心で遊び呆けているような 輩 が
労せずして町内活動に参加しちゃうっていう、誰が考えたんだか上手いことを・・・と思います。

ただ、より歴史が古そうな隣の森町では、屋台を若者が引いてて、そのためか盛り上がり方が
森町のほうが 上 のように感じます。無論、両町共に先人たちのご苦労があってこその
今なので、そんな単順な話ではないのでしょうが。

私も元気な方なので、お祭りが嫌いではないのですが、地元の。特に若い頃初めて町内で屋台を
作った頃の人達の好きさ加減は凄くて、中には笛吹き名人で、日坂から始まって菊川・掛川と参加して最後は 森 で終わるというシーズンをすごす強者がいます。

森 のお祭りと言えば笛吹さんが粋に見えますね。

写真の様に、森の屋台は大太鼓と笛吹きが後ろに出る形なので、目立つし、斜に構えた姿が
良いんです。女性の笛吹きさんが多いのもカッコイイからでしょう。