インタビュー

インタビュー
WEBマガジン B plus で紹介されました

2011年9月28日水曜日

11/09/28 船首の形

船の話です。

船は残念ながら船酔いが酷いので、自分の乗り物としては対象外なんですが、趣味の対象としては車やBIKE と比べてマイナーなので、知識としてはあまり知られていない話が多いように思います。

船の話で、最初に気になったのは昔の東大ボート部の話でした。

東大ボート部は、昔、「新艇を開発して大学選手権かなんかを取ったことがある」という話をどっかで仕入れたんです。どこだか忘れましたがなんかの本だったような気が・・・・。

ググったんですが、記事も見当たりません。東大漕艇部の応援団のページに器具の開発とエイトで4連覇したことが載ってましたが・・・・・。



記憶では東大漕艇部で、船底の形状・オールのブレード形状・船の軽量化 等の開発を積極的に行い、艇の性能差で全日本選手権を制したそうです。この話を読んで船って面白いんだな~と思い始めたんです。

水は、空気と比べると抵抗が大きいんですが、それだけではなく水自体が重いので、空気なら音速に近づいたときに初めて起こるような現象が、遥かに低速で起こるのが特徴的です。

例えば音速を超えるときに衝撃波というのが発生するんですが、その原理を説明する時によく使われる図があります。

これは、船首の起こす波とそっくりです。

理屈がほぼ同じなので当たり前なんですが、船首・機首が重さのある流体に当たって、流体に側に衝撃が伝わります、連続的に。船・飛行機は進んでいるので次々に衝撃が起こり、波が伝搬します。その先端が連続して衝撃波や引き波になるんです。

で、船の場合その船首が起こす波の抵抗が大きいので、いろんな形が作られてます。


こんな形の船首を見た事無いですか?これは、タンカー等の大型船によくある「球状船首」というタイプなんですが、なんで尖ってないのって思いませんでした?
理屈がスゴイ。
私も今回ググッて初めて本当の理屈を知りました。ノイズキャンセラーヘッドセットと同じなんですね~。

0 件のコメント:

コメントを投稿