私が掛川市に移って家を建ててから、はや16年になります。
お祭も1昨年は、中老の書記をご指名を受けてやりました。指名されたときは仕事が忙しかった
所為もあって、凄くショックを受けました。
世間の人(掛川ではよそ者をこう言うそうです)だから、お祭りの役員をやるなど有り得ないと
勝手に思い込んでいて、お祭りには参加してましたがどこかしら当事者意識が無かったように
思います。
掛川はお祭りが盛んなんです。
掛川のお祭りの特徴は、
屋台=車輪の2つ、てこのような上下運動可能、4ツ輪と比べると曲りやすい代わりに姿勢の
保持に力がいる。
組織=基本的に裏方は若い者(青年会)が全て請負う。年寄り(中老会、35歳位~60歳)が
屋台の運行を行う。
この2つだと思います。
祭りの象徴が2ツ輪の屋台ってのは地域的なものです。例えば東京は御輿、浜松以西は4ツ輪の屋台って具合。
ただ、組織が「裏方を若いものがやる」ってのはかなり珍しいのでは(例によってただの勘ですが)
これは教育的には大発明で、掛川の若いもんで祭りが好きだと、ほぼ自動的に町内の活動の
主力メンバーになってしまいます。
だって、お祭りを通じて町内の活動の内容、苦労、ちょっとだけど喜びを学んでしまうんですから。
お祭り好き=元気 ですから、普通は町内のこと等無関心で遊び呆けているような 輩 が
労せずして町内活動に参加しちゃうっていう、誰が考えたんだか上手いことを・・・と思います。
ただ、より歴史が古そうな隣の森町では、屋台を若者が引いてて、そのためか盛り上がり方が
森町のほうが 上 のように感じます。無論、両町共に先人たちのご苦労があってこその
今なので、そんな単順な話ではないのでしょうが。
私も元気な方なので、お祭りが嫌いではないのですが、地元の。特に若い頃初めて町内で屋台を
作った頃の人達の好きさ加減は凄くて、中には笛吹き名人で、日坂から始まって菊川・掛川と参加して最後は 森 で終わるというシーズンをすごす強者がいます。
森 のお祭りと言えば笛吹さんが粋に見えますね。
写真の様に、森の屋台は大太鼓と笛吹きが後ろに出る形なので、目立つし、斜に構えた姿が
良いんです。女性の笛吹きさんが多いのもカッコイイからでしょう。
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