4.5世代でCCVが、次世代のかたちになりそうな動向でしたが、"ステルス性"という要素が出てきてその優位性が証明されてしまったので、第5世代はステルスが必須条件になりました。
この要素は、4.5世代でこれからのかたちと思われていた CCVの前方カナードなどを反ステルスのためにお蔵入りさせてしまいそうです。
写真の F-117 は世界初のステルス攻撃機で、多角形の機体、真っ黒な塗装と今まで見たことの無い機体になってます。
これが、湾岸戦争(1991)で、のべ 1,271(爆撃回数x機体数)の攻撃をしたのに、被害=0 の大成功を収めました。
ピンポイント爆撃がTVで流されたのが有名ですが、ほとんどこのF-117 によるものだったそうです。
この成功によって、CCVの方向に進みそうだったジェット戦闘機のトレンドは、ステルス優先に変わってしまったのです。
それにしても凄いカタチです。いったい誰がこんな平面の寄木細工のような航空機、それも軍事用を想像できたでしょうか。誰も出来ません。
ステルスという新しい要求に、純粋にロジカルに答えたからこその全く新しいかたちなんです。
新しいロジックは今までの Design なんて吹っ飛ばし、全く新しい Design を作り上げてしまうんですね〜。
F-117 よりもちょっと新しい B-2 です。世界一高価な航空機としてギネスにも載っているそうです。2,000億円ですと。
多角形ではなくなってますが、レーダー反射シュミレーション用のコンピューターの能力が上がったために、曲面もシュミレーション出来るようになったからだそうです。
尾翼が無いので、パッと見飛行機に見えないですね。
世界で唯一の配備されている、第5世代戦闘機と言われてます。
前出の2機と比べると大分普通の形に見えますが、戦闘機なので飛行性能を重視したのと、細部はかなりステルス性を上げる工夫をしています。
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