課長さんが、「キャタピラーを見ているとこんなのに踏まれたら死ぬなー、そんな死に方だけは嫌だなーっと思った」と言ったので、
手のひらに乗るようなプラモデルを見ただけでそんな想像が出来るなんて、よっぽど入り込んでプラモデルを見てるんだろーなーと思ったので、
「プラモデルの縮尺はどのくらい?」と聞いてみたら、「いやいや本物です。自衛隊の払い下げのキャタピラーを1枚買ったのです。」と。
私も物好きですが、キャタピラーは買わないです。私は普通だと思いました。
でね、そのお二人の話を聞いていて軍用機の話を振ってみたら、いろいろリアクションが帰ってきて、正直、送別の事を忘れて話し込んじゃいました。
そのうちに、イタリアの軍用機の性能が悪いって話が出てきたので、あれっ何か有名な機体があったはずと記憶をたどると、シュナイダー・トロフィー・レースが出てきたのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9 Wiki です。
シュナイダー・トロフィー・レース は第一次世界大戦と第2次の間1913-1931 にシュナイダーというフランスの富豪が発案して行われた、水上機のスピードレースです。
当時は、イギリス・フランス・イタリアが技術的に進んでいて、後にアメリカも参加して4カ国で争われ、どこかが5年の間に3回優勝するとレースは終了し、そこの国がトロフィーを永久に保管する、というルールでした。
最後はイギリスが勝ったんですが、写真の マッキMC.72が最速だったが、(直線での水上機最速709km/hは今でも破られていない)エンジン調整に手間取って参加出来なかったそうです。
なんとなく、フィアットより、ロールスロイスの実力が上で、勝負がついたような気がます。
MC72 は、V12x2+加給機で 3,100hp 当時では突出した高出力。(現在のレシプロ最速は、リノレーサーの「レアベア」で ライトR-3350 によって850km/h)
+表面冷却+2重反転ペラ という先進の構成でした。
この写真が最後に勝ったイギリスの機体ですが、やっぱりマッキの方がカッコいいです。さすがはDesign の国ですね~。
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