文字通り第4世代と第5世代の間で、主にCCVを取り入れた機体です。
CCV Control Configured Vehicle 運動能力向上機と訳します。
この世代の特徴は、SFのような形です。
通常の航空機は、自立安定性を確保するために形が似ています。
前方に大きな主翼、後方に小さな尾翼、主翼には上反角と後退角、といったカタチです。
CCVは、この自立安定性を弱め、FBYを使ったコンピュータコントロールで、今まで出来なかった運動能力を機体に与えようとするものです。
自立安定性を弱めるために、主翼の前にカナードが着いていたり、主翼の下半角、前進角もあって、相当SFに見えます。
CCVによって機首の向きと違う方向に進むというような飛び方が可能になります。
例えば、動かない地上の攻撃対象に横から近づきながら、機銃掃射続けるといった用法が出来ます。
運動性というと、イギリスのホーカー・シドレー・ハリアーが思い浮かびます。
ハリアーの初飛行の時期や推力は 第3世代と同クラスですが、この機体だけが異質です。エンジンはロールスロイス製で、推力偏向ノズルを4ケ機体側面に設けています。このエンジンが画期的だったんですね。
ハリアーは有名なサイドワインダーを装備していたことも有り、機体の性能差だけではなかったらしいですが、ハリアーの運動能力も役に立っていたそうです。
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