3,000cc H16 32Valves Injection 420?hp@10,750rpm 190kg
BRM のengine で最も有名なのがこれ。
この5年前くらいのengineはV8で3年連続してチャンピオンを取ったんですが、ググッても写真が出て来ません。こいつはまともに活躍出来なかった失敗作でしたが、H16(水平対向8気筒を2つ重ねた構成)が野心的だったので、後にはかえって有名になりました。
公称420Hpでしたが、そんなに出ていなかったはずというのがもっぱらの噂です。
でも、多気筒化すると、回転はちゃんと上がるんですね。
言わずと知れたF1を支えたエンジンです。1967年のデビューから、1983年の最後の優勝まで16年もの間あたかもF1の基準器の様に、君臨しました。
1気筒当り4バルブ、ペンタルーフ型燃焼室等々、私たちの世代のレーシングエンジンのイメージとそのものです。このあたりから、4バルブが本当に効果を出すようになりました。
何か、気筒内の混合気の流れを利用して、より吸い込むようにできたらしいのです。
形もすっきりして作りこまれた感があります。
Racing Engine は基本、
①どんだけ多くの混合気を吸い込めるか、
②どんだけ圧縮比を上げれるか、
③どんだけ回転を上げれるか、
④どんだけ内部抵抗を減らせるか を追求するものです。その点わかりやすいもんです。
①のために、ビッグボア・ショートストローク(バルブ面積拡大)
4バルブ化
クロスフロー
可変ベンチュリー
吸入管内面の鏡面研磨
②のために、ペントルーフ型燃焼室
オクタン価の高い燃料 何れも局部の異常爆発抑制
③のために、ビッグボア・ショートストローク(往復運動の軌跡小)
DOHC
往復運動部の軽量化(鍛造薄肉ピストン等)
ピストン重量の均一化
④のために、ピストンリングを1つに
低張力ピストンリング
ローラーベアリング化
カム褶動部のベアリング化
等の方法が有ります。
フェラーリの秘密主義のせいでしょうか、プラモデルの写真しか出て来ませんでしたが、コースワースと同時代に3年連続してチャンピオンを取ったエンジンです。
3,000cc Horizontal 12 多分48Valves
水平対向はBoxer と呼ぶにはピストンが対称に動かないといけないそうです。このエンジンは左右の一対のコンロッドが同じクランクピンに付くので、180°V12と呼ぶべきなんだという方もいます。
本当のBoxerにするには一対のコンロッドの間にクランクがあることになって、V8に比べ長い全長が、さらに長くなっちゃいます。
水平対向のメリットは、低重心・低Hightによる車体上面のレイアウト自由度が高いことでしょう。
ウイングカーになる前はバカにならないメリットでしたが、ウイングカーには幅広さのデメリットが大きかったですね。
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