ニッサンZEOD RC と言う特別なレーサーがあります。
発音からしてむじゅかしい。「ズィオッド・アールシー」ですと。
デルタウイングをハイブリッドにした車で、デルタウイングの高効率を生かして、軽量・コンパクトな1.5Lエンジンと回生によってのみ蓄電するリチウムイオンバッテリーを搭載し、エンジンのみの走行とバッテリーのみの走行をシーケンシャルに使い分けるそうです。
ハイブリッドの好燃費は、主に回生によります。200km/hで走る車を止める時、今までの車はブレーキを熱しそれを大気に放出することで、200km/hx質量のエネルギーを吸収していました。
回生はそれをバッテリーに蓄える行為です。そりゃー直ぐ溜まる。
200km/hで走る車が壁に当たったらどうなるか、すんごいエネルギーだってわかりますよね。そのエネルギーで発電するんですもの。
んで、エンジンと回生のシリーズ使いってのも、多分、効率が高い方法です。余計なコントロールをせず、良いところだけをフルに使うんでしょう。
ドライバーにとっては頭を切り替えなくちゃあならない、めんどくさい走り方でしょうけどもね。
もうね、エンジン特性がどうこうとか言ってるのどかな時代じゃあないんですね。どんだけ、高効率かっていう、なんつうかロマンチックじゃないんですね、もう。
V12 等の美しいエグゾーストパイプはもう過去の遺物なんです。ZEOD は1.5ℓ 3気筒ターボ。
1気筒当たり500ccが最も燃費効率の良い排気量だと言われてますからそれを採用し、最低限必要なパワーを取り出そうとして1.5ℓ 3気筒になったんでしょう。
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