インタビュー

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WEBマガジン B plus で紹介されました

2012年6月6日水曜日

12/6/6 物作りって・・・・

ご無沙汰しております。
RIVET QR ver.1


ご無沙汰していたのは、ラボ(私以外は、ゴミ溜めと言っているようです。)にこもって、以前に書いたRIVET Japan オリジナルの 「クイックリリース」の商品化のツメをしていたからです。

ただ、あれだけの物なんですが、物作りって本当に難しく、手間のかかるものですね~。

一番の問題は、耐久性を上げることでした。

「クイックリリース」は、マイクロクリップをiPhone 側に付けるのが構造上の特徴で、その為、iPhoneを持つ所と、リリースのため動かす所が一緒になるので、一動作で外すことができて、「クイック」になるわけです。

ところが、肝心のマイクロクリップが柔らかいアルミで出来ていて、相手のステンレス製のピンの球に削られてしまうんですね。
RIVET マイクロクリップ


マイクロクリップの本体側は、肉厚なので多少削られようが問題ないんですが、フタ側は厚さが2mmしかない上、ピンの角度の自由度を上げるために、溝が切ってあるので、弱いんです。

最初は、フタに負担がかからないよう、角度を垂直に近い角度にすればと思ったんですが、やはり、2ヶ月もすると凹んできました。

マイクロクリップは非分解なので、対策が難しいんです。
「RIVET 本社に材質変更を依頼して・・・・」といきたいところですが、今までのやり取りで、そんな気は全くないのが解ってますから、それも無理。

いよいよ窮してしまって、厚さ2mmしかないフタに、なんと、0.7mmのピアノ線を入れ込むという暴挙に出ました。0.8mmの穴がうまくあいた時は嬉しくて泣きそうになりました。
これが何とかなったので、どう販売するかという会議をしたばかりで、もうトラブル発生。仕込んだピアノ線をピンが押してしまい、フタが開いてピンが外れちゃうんです。

という具合です。

それでも、対策を思いついて、これから耐久テストに入ります。正規の販売は2ヶ月先位かな~。
何も無ければですが。

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